白虹 仲合、同盟会話
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仲合会話
光明絕頂
白虹:ははは、光明頂は崑崙山の山頂だから、ほかの場所より寒いよ。
無剣:な、なるほど……
服をしっかり巻いても、寒くて歯ががたがたする。だが白虹はまるで寒さを感じていないような穏やかな表情をしていた。
白虹:うん?寒いのか?ほら、体が震えてるよ。
無剣:だい、大丈夫だ……
白虹は私の答えを気にせず、コートを脱いで私に被せた。
、
白虹:これで少し暖かくなっただろ?
無剣:うん、大分よくなった、ありがとう、はは……
白虹:おい、なぜ笑ってるんだ?
無剣:今まで大ざっぱな剣豪だと思っていたのに、まさか人の面倒もみるとはね。
白虹:ははははっ!剣豪であるかぎり、大ざっぱなことはないよ。
白虹:手合わせの時、相手の動きを見極め、剣を舞える方向を推測し、
不意を打ち、敵の無防備に乗じて攻撃をかけてこそ、不敗になり得るのだ。
白虹:目が鋭くないやつは、剣豪にはなれないぞ。
無剣:うん……そう言われると、確かにそうだね。
無剣:相手の動きを予測してこそ先手を取られるのだ。昔から達人は皆そうだ。
白虹:昔の剣技と今のは、本質的にはなにも違いはない。
白虹:だがもう数十年も戦いから離れていた。剣技がなまってなければ良いがな…。
無剣:もし嫌じゃないなら、私と練習しない?ちょうど体を温められるし。
白虹:助かる!手加減はしろよ。
あれ、変だな、どうして話題がずれたんだ?
嫉惡如仇
無剣:え?白虹?ここで何をしてるの?
近づくと、白虹の前に二人が跪いていることに気づいた、
ぶるぶる震えて、頭を上げることすらできない。
無剣:この二人は……
白虹:ふん!弱者を苦しめるクズにすぎない!武技の低い人たちをいじめやがって!
白虹:俺様はこういうやつが大嫌いなので、懲らしめてやるつもりだ。
無剣:つもり?もうやっているでしょう?
白虹:断る。これのどこが懲らしめだというのだ? ただ叱っているだけではないか。
無剣:じゃあ……
白虹:この技見せてやろう!生き地獄をたっぷり味合わせてやる!
無剣:待って!落ち着いて……
あの二人はすでに顔を真っ青にして許しを乞いでいる。それでも白虹は一歩一歩迫っていく。
聖火:おや?これはこれは……
無剣:ああ…聖火、白虹を止めるのを手伝ってよ。
聖火に一連の経緯を話してみたが、彼は笑っただけで、心配無用だと示した。
聖火:ははは、やはり大護法は悪を許せないのだな。今度切るのは手か、それとも足か?
白虹:どちらを選ぼうか……困ったな……このまま殺しちゃったほうがすっきりするかな。
聖火:はぁ……
極悪非道なやつじゃないんだから、少し懲らしめれば十分だよ。ベッドで一ヶ月ほど痛めつけるのはどうだ?
無剣:……聖火……本当に止めてるの?
白虹:ははは、聖火、お前はやっぱりやんちゃだな!
目の前の二人が倒れ込むほど怯えるのを見て、白虹は笑い始めた。
白虹:ハハハハハハ!
白虹:心配は不要だ、俺様はこいつらに弱者として強者に立ち向かう恐怖と絶望を味合わせたいだけだ。
白虹:ふん、消えろ!また悪行に染まることがあれば、その命を取るぞ!
二人は慌てて起きあがり、一目散に逃げた。聖火も笑って立ち去った。私は泣くにも泣けず笑うにも笑えなかった。
無剣:本当に殺すかと思ったよ。
白虹:ははは、まさか!元より俺様は命を粗末にするやつが嫌いだ。自分がこんなことをするわけないだろう。
うん……白虹は悪そうにに見えるかもしれないけど、実は常識のある人なんだね。
前塵旧時
野の花の咲く芝生で休憩し、花の香りに包み込みまれるのをうっとりとして楽しんだ。
私は水色の野花を取って、草地に座っていた白虹へ歩いていく。
無剣:白虹、動かないで!はは……
白虹:無礼な!ふん!お仕置きが必要みたいだな!
無剣:あっ?ああ…あの……
白虹:ははは、どうした、驚いたか?
無剣:私……お前……さっきのは冗談だったの?
私は全身がこわばって、どうするかも分からない。そんな私を見て、白虹は笑い出した。
白虹:何をオロオロしている…?怖がるな、取って食いはしないさ。
無剣:でも……さっきの白虹、まるで本当に私を食べちゃうみたいだった……
白虹:すまん、驚かせてしまったね……それで?手に握っている物はなんだ?
私は隠していた野花を取り出し、白虹のひげに近づけた。
彼の特別な髪色を見て、私は思わず手を止めた。
白虹:ふむ…花冠か…昔ある小童がそのように花冠を俺様の頭に乗せたことがあったな…
無剣:白虹、お前の髪は…
白虹:この髪の色が気になるか?ふっ…(思い出し笑)
なに昔のことだ…
無剣:うん?じゃ、この髪色は染めてできたの?
白虹:アハハハハハ、お前の想像に任せるよ!
無剣:………………………………
昔のことか……気になるな……
白虹:昔話は故人と墓に入ってしまってね。話すこともないな。
無剣:ずるいよ、もっと気になるじゃない!
白虹:うん……そうだな……そんなに知りたいなら、場所を移してじっくり話そう、どうだ?
白虹は笑いながら声を抑える。私は急に赤くなり、心臓がどきどきしてきた……
無剣:いや……やっぱやめよう!
私はサッと走って逃げ、背後から白虹の笑い声が聞こえてきた。
くそ……またわざと私をからかっている、私の困る顔を見たいだけでしょ!
でも、もし本当だとしたら……私は自分を頬っぺたを触ってみると、まだ熱を発していた。
知己難求
白虹は周囲を見回し、酒を一口飲んだ。
無剣:白虹……
白虹:うん?まだ起きているのか?
無剣:うん……眠れない。
白虹:ははは、昼間の戦いが激しすぎたせいだろう。どうだ、酒は飲むか?
無剣:いいよ。一杯付き合ってやる。
白虹:断る、付き合ってやるのは俺様のほうだ。
白虹は笑いながら満杯の酒を渡してきた。私はそれに口をつけて少し飲むと、意外と美味しかった。
無剣:いい酒だね、喉に通りやすいよ!
白虹:ほぉ?この酒をなめるなよ。後で後悔するぞ。
無剣:こんな美酒、悪酔いはしないでしょ。
白虹:アハハハハハ!
しばらく飲み続けていると、お腹あたりからカッと熱くなり、頭がふわふわしてきた。
白虹:酒を飲みながら友と語らうこそ、これこそ人生の醍醐味だ。しかし美酒は手に入っても、友は得難い。
無剣:美酒は手に入っても、友は得難い……なるほど、私はまだあなたの友とは言えないか。
両頬が焼けるように感じ、普段絶対に言えない言葉も言ってしまう。
白虹:ほぉ?お前にとって俺様はまだ友ではないのか?
無剣:教に兄弟があれほどいて、一人一人の面倒を見てくれるあなたに、私なんか眼に入るわけがないでしょう…
白虹:無剣……お前、顔赤いぞ、まさか……
無剣:白虹、ふらふら揺れないでよ、私、あなたが……見えないよ……
白虹:ほぉ?酔っ払ったか? まったく……そこまで酔えるとは、だらしないな。
無剣:いや、酔ってないよ、ただ……眠いだけだよ……
瞼がだんだん重くなり、視線がぼんやりとしてきた……
白虹:あ!寝るなよ!普通いきなり寝るか?
どれほどの時間がたっただろう、ゆっくり目を覚ますと、篝火はまだ燃えていた。枕が少し硬かったので、肩を動かしてみたら……
あれ?枕……
白虹:うん?無剣、起きたのか?
無剣:あっ……!
自分が白虹の膝を枕にしていた事に気づき、慌てて体を立たせて、うなだれて顔を触ったら、また熱くなってる……
白虹:ははは、随分寝ていたよ、無防備だな、俺様が……ことを怖くないのか?
無剣:いや……私…うん……
白虹は私の困った顔を十分見たかのように、軽く私の肩をたたいた。
白虹:はあ……これからは油断するなよ、もし俺様がいなければ、どんなことになるのだ!
無剣:うん、ありがとう……
白虹:ははは、お前の寝顔、俺様以外のやつに見せるな、いいな?
顔を上げると、ちょうど白虹の笑顔を込めた視線に合わせた。頷くと、頬っぺたが更に熱くなった……
同盟会話
○○の白虹:抜刀、確固不抜にして参る。
○○の白虹:兵器ばかりに頼り、身の鍛錬を怠けると寸進尺退になるぞ。
○○の白虹:手中に剣があろうとなかろうと、必ず敵に勝てる方法を考えなければならない。
○○の白虹:この目で確かめない限り、剣塚の様子など思い描けない。
○○の白虹:ここには純粋な剣気が漂う、修行に向いている場所だ。
○○の白虹:いつか魍魎を滅ぼした暁には、ここでしばらく静かに修行したいものだな。
○○の白虹:明教の法王は俺様以外も何人がいる。
○○の白虹:ただ旧友たちは離ればなれで、光明頂に集まるのは久しぶりだ。
○○の白虹:しかし魍魎が頻繁に現れるる今は、彼らも崑崙山に帰らないとな。
判詞
二句目 邪悪でもなく正義でもなく人生を戯れる
三句目 義侠に従って衆人の望みに背かず
四句目 月日の経過を忘れ、古き友を懐かしむ
五句目 悪を仇のように嫌悪し義を徹底させ
六句目 光明磊落にして信条を守る
七句目 大金払って美酒で親友をもてなし
八句目 花の下で美しい人に目を奪われる
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この目で確かめない限り、剣塚の様子など思い描けない。
ここには純粋な剣気が漂う、修行に向いている場所だ。
いつか魍魎を滅ぼした暁には、ここでしばらく静かに修行したいものだな。
明教の法王は俺様以外も何人がいる。(が?かじゃないの?原文)
ただ旧友たちは離ればなれで、光明頂に集まるのは久しぶりだ。
しかし魍魎が頻繁に現れるる今は、彼らも崑崙山に帰らないとな。0
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