金剛 仲合、同盟会話
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仲合会話
万物を救える仏
無剣:あーー
金剛:危ない!
金剛:これでもどうだ!?
魍魎;ゴゴゴゴゴゴオォォーー
金剛が魍魎に襲われた私を庇ってくれて、危険から救われた。
無剣:ありがとう、金剛…さっきは危なかった…
金剛:心配するな!私がいる。
金剛:そういえば、君はいつも危険な状況に遭うね、魍魎はいつも何故か貴方を優先して攻撃する。
無剣:フフ、たぶんね。それは、私が目覚めたばかりの時に魍魎の群れに遭遇したから。それからずっと魍魎に付き纏われる。
金剛:ん?「目覚めたばかり」ってどういう意味?
無剣:あっ、まだ言ってなかったね。あのとき、氷火島で…
氷火島で目覚めて記憶を失ったこと、仲間たちと出会ったこと、魍魎の囲みを突破したことなどの経緯を金剛に話した。
途中で、金剛が同情の目で私を見ていることに気づいた。
金剛:無剣、お前本当に運が悪いな…かわいそう…
無剣:そんなことないよ…実は運がいいと思っている。たくさんの仲間と出会って、貴方に守られて…
金剛:俗世は苦痛と疑惑、恐怖に満ちています。我が密宗に寄り添えば、すべての問題は解決するでしょう。
無剣:ん?こ、金剛?
金剛:我が密宗に改宗すれば、苦しみから解放されますよ。
金剛は突然興奮して、目をきらきらさせて、べらべらと密宗仏教の知識をまくし立てた。
金剛:…我が密宗仏教を信じれば、百戦百勝です!
無剣:……
無剣:なんだか…密宗仏教の話になると、金剛はまるで人が変わったみたいだね…
信心深いの信者
修行を十分にこなせば生きていても仏になれますよ。
では、改宗なさいませ。
ナーガ:アナタたちのブツホウ(仏法)は、もともと、ワタシたちのもの。たくさんのぶじゅつ(武術)も、ワタシたちがおしえた。
無剣:………………
目の前の二人はずいぶん長く言い合ったが、まだ余力があるようで、ぺらぺらと喋り続ける。私は大人しく聞くしかない。
無剣:…あの、2人ともこんなに長い時間話して、喉は渇かない?私なんて聞いているだけで喉が渇いたよ…
金剛:昔上師が沐浴に使った水を持っているのですが、要りますか?加護を得られますよ!
ナーガ:テンジュク(天竺)、「聖なる河」(聖河)のおみずです。アナタに、わけるです。
無剣:……い…いえ…続けて…
ナーガ:ダルマに、おいつく、です!
金剛:仏法の境地に進むことが真の目標なのです。
無剣:………………
また長い時間が経ち、この争いに結果が出たようだ。
ナーガ:ぜんぶ、おもいアガリだ!
金剛:はあ…布教しようと思ったが、まさか争いになるとは。
無剣:ずっと思っているんだけど、貴方たちの教団は厳しいよね。毎日布教任務に大量の時間を注ぎ込んでいるんだもん…
金剛:違う。これは我々密宗の任務ではない。
無剣:ん?じゃ…
金剛:世のすべての問題は経典に答えが見つかる。俗世にまだ苦しんでいる人たちがたくさんいる。教法を伝授し、人々を苦しみから解放する。
無剣:なるほど…
金剛:貴方が改宗したなら、必ず貴方を俗世からお守りします。
金剛の真摯な目をみると、私は突然わかってしまった。金剛は本当に信じている、宗教が万民を守ることを。
何だか、私とても感動したかも。
無剣:金剛…ありがとう…
金剛:うん…実は、他の人ではなく、貴方に帰依してほしい。
金剛:これで、貴方は不遇な状況から抜け出して…幸せになれる…
彼の暗い顔には少しだけ淡い赤みを帯びている。その目線を浴びて、私の顔もだんだん熱くなっていく…
聖地への道
無剣:ん?金剛?どうしたの?
金剛:うん、君に一つ大事なことを話したい。
その熱い目、興奮している表情をみると、私も思わず興奮してきた。
まさか…
無剣:だ、大事なこと?
金剛:そう。決めた、高原にある密宗聖地に行って、土下座でもしてお前の幸運を祈る!
無剣:なに?
そんな意外な話を聞くと、私はびっくりした。
金剛:私は考えた、お前が帰依したくないなら、私も無理しない。
金剛:だが、私は本当にお前に無事で幸せになってほしい。だから、私は自分でお前の幸運を祈る。
無剣:ありがとう、金剛、でも…
金剛:断るな、これは密宗信者として、お前のために最大にできることだ。
私は反応に迷った。彼のせっかくの気持ちを、断ることはできない。
でも、彼の気持ちを受け入れることは、彼に終わりまでの風雪と疲労を受けさせるということ、あと長い間の別れ…
無剣:貴方…いつ出発するの?
金剛:ん…用事を片付けたら、出発する。
無剣:……
あれから、よく彼の故郷と行き先の話をする。
金剛:高原でバター茶を飲むのは風習だけではなく、体力回復の重要な方法でもあります。はじめは慣れないでしょうが、慣れると癖になりますよ。
無剣:慣れるのかな?どんな味か想像できないね。
金剛:ハハ、帰ったらお前に味見させてやるよ。
無剣:うん…ありがとう…
金剛:ん?無剣…なぜそんなに辛そうな顔をしている?
無剣:ううん…わ…私はただ…貴方が長い間見れないと思うと…
無剣:……
金剛の表情をも厳しくなって、何かを考えているようだ。
天涯まで側に
しかし、先に私と別れを告げる人は別にいるとは思わなかった…
金剛:うん、銀票をもって、あと銀両も少し持って、使いやすいから。
無剣:あと、野宿するときは気をつけて、魍魎に隙を見せるなよ。
金剛:うん、それと…
密宗:はあ…数日もかからない用事を済ますだけだ、大袈裟だな。
金剛:はあ…金輪先輩、簡単に考えるなよ。
無剣:そうだよ、いつもと違って、魍魎はあちこちにいるから、気をつけるに越したことはない…
密宗:ありがとう。肝に銘じる!
金剛:うん、それならいい。
無剣:これで私たちも安心だ。
密宗:はあ…本当にもう、親父とお袋みたいにうるさい!
金剛:ん…お、おやじ?
無剣:お、おふくろ?
私と金剛は見つめ合った。突然私は何かに気づいて、慌てて顔を下に向いて、熱でもあるようだ。
ちらっと見たが、金剛の顔も少し赤くなっている。
密宗:ふははははははは!
金輪は得意げに笑って去って行った。その後姿を見たら、金剛が去って行くときの光景を想像して、とっさに心を決めた。
無剣:金剛…出発するときに、私もついていっていい?
無剣:無剣……
金剛:高原の日差しは強烈なので、このように黒く焼けてしまいました。行くなら日焼けには気をつけたほうが良いのですよ。
無剣:……
金剛:お前に辛い思いをしてほしくない、だから…
無剣:…貴方が行ったら、私は悲しくなるから。
金剛:はあ…実は、私も一緒だ…
金剛:だから、どこへ行っても、貴方と一緒にいたい…と思う。
無剣:うん……
金剛:二人だけの時は、貴方をチベット語の名前で呼んでもいい?
無剣:ん?チベット語?いいよ…今すぐ聞きたい…
金剛:じゃあ、耳を寄せてくれ
私たちはだんだん近くなって、耳が彼の息を感じるくらいだ。
同盟会話
◯◯の金剛:仏教に帰依するのは縁があってこそ。強要できるものではないのです。
◯◯の金剛:ですが、武芸を習うのは無理やり他人を仏教に帰依させるためではありません。
◯◯の金剛:西域に居たとき、師匠から武芸を習いましたが、素質がなかったので簡単な技しか身につけてられていません。
◯◯の金剛:魍魎の災いはすでに西域まで及んでいます。
◯◯の金剛:この妖鏡は邪悪の極みです。そして魍魎は生者でも死者でもない…
◯◯の金剛:私にできることは奴らが極楽に旅立つための手助けくらいです。南無南無。
◯◯の金剛:私は密宗の弟子で、師匠に従って西域からやってきました。
◯◯の金剛:中原には様々な文化が根付いていますが、我々仏教に帰依する人は実に少ないですね。
◯◯の金剛:どうですか、私の説経、聞いてみませんか?
判詞
二句目 善に帰依すれば万物が栄えると
三句目 俗世に惑わされず情けはいらぬ
四句目 人情に馴れがなく本性清らか
五句目 粗油で辛酸を煮込むかの如く楽しむ
六句目 不遇を聖地で祈り捧げる
七句目 故郷の言葉をしゃべる人は周りにいない
八句目 人生の道でずっと君の名を叫ぶ
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