流光 仲合、同盟会話

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仲合物語

思いは誰に

絶情谷の風景は麗しく、気持ちが晴れ晴れする。
だが流光は眉を顰め、機嫌が悪いみたいだ。

無剣:流光、どうした?
   悩み事でもあるの?
流光:ん?
   悩み事があるかどうかは貴方に関係ないだろう?

私は一時言葉を失った。
流光は否定したが、
明らかに落ち込んでいる。

無剣:まあいいか、言いたくないなら構わない。
   さあ、手を出して。
流光:えっ?何するんだ?

彼が驚いている隙に、
私は彼の手を引っ張って、
あるものを彼の手に握らせた。

流光:ほう?フ、私の機嫌をとるってことか?
無剣:…胡麻飴をあげる。
   甘いものを食べると、気分が変わるよ!
流光:フン、余計なことを!

口ではそう言っているが、
その飴を口の中に入れた。
私は微笑んで、振り返ってまた風景を眺めた。

流光:うん…あの…
   無剣…

その時、背後から流光の躊躇った声が聞こえる。
私は笑って振り返った。

無剣:したいこと?
流光:何を笑っている?
   お、俺はただ…ん…
流光:な、なんでもない!
   胡麻飴…甘いな。
無剣:そう。
   どうなの、気持ちが楽になった?
流光:チッ!いつ機嫌が悪いって言った?
   私はただ…ただ見ている…
無剣:ん?ただ何を見ている?
   まさか私を…見ている?
流光:風景をなだめているだけだ。だれもお前を見ているとは言ってない!
無剣:でも、さっき全然風景を見ている様子じゃなかったよ…
流光:フン、俺はただ機嫌が悪いだけだから!
   貴方こそ、こっそり私について、
   悩み事を聞きたいんだろう?

やっと悩み事があると認めたが、
、少し困っていたから
言って良いのかどうかわからなくなった。

流光:なぜ黙っている?
   聞きたくないのか?
   まあいい、俺も言いたくない。
無剣:聞きたい!聞きたいから、
   早く教えて!
流光:チッ、そんなに気になるのか?
   言いたいが、そんなに慌てているなら、あえて言わないでおこう!
無剣:いいから、いいから、言ったら気持ちも楽になるじゃない。
   歩きながら話そう。
流光:はあ、いいだろう。

私たちは寒潭の水辺をのんびり散歩しながら、
流光はこの前の経歴を、少し私に話した。
でも、本当に少しだった。

度々の神隠し

無剣:古墓…世から隔離された雰囲気だ。

私たちは古墓の外に立ち、密林に隠れたこの建物を観察していた。

流光:ここに結構俺の古い知り合いがいるんだ。
   どうだ、普通じゃないだろう?

流光は自慢げに古墓の紹介をしてくれた。

流光:どうだ?
   無剣、中に連れていってくださいってお願いしたら、
   考えなくはないが。
無剣:うん…お願い。

私は流光のあとについて、音を立てずに薄暗い古墓石室に入った。

無剣:古墓はこんなに広いんだ!
   しかも分かれ道がいっぱいだ。
流光:よそ見しない。
   逸れたら俺のせいじゃないから!
無剣:うん…でも…
   何だか…
   さっきこの方向から来たんじゃない?
流光:どんくさいお前のことだ。俺は引っ張ってやらないと、とんでもないところで迷子になるのかもしれん。

流光は足を止めると、
薄暗い石室の中には、ぼんやりと前に分かれ道が三つあるのが見えた。

無剣:うん…
   流光、本当に迷っていないの?
流光:迷っていない…
   どの方向へ行くかを考えているだけだ。
   こんなに暗いから、どんなすぐ正しい方向が分かるものか!
無剣:本当に入ったことがあるの?
   確かに金鈴が言っていた…
   ああああ!

前に突然白い影が現れた、暗い石室では特に目立つ。
音もなく私たちの方に飛んできた。
心臓がうるさいほど怯え、
思わる流光の手を引っ張ったが、彼も同時に手を引いた。
私は慌ててまた彼の手を引っ張った。

流光:ななな、何びびっている?
   たたた、ただの人影でそんなにびびるのか?
無剣:わ…私…
流光:いい、いいだろう…
   本当に怖いなら、特別にお前を守ってやろう。
無剣:あ…ありがとう…
   手を貸して…
流光:…そんなに俺の手を繋ぎたいなら、特別に小指だけ握らせてやる。
無剣:うん……

私は軽く流光の小指を握った。
彼の小指はすごく震えているけど、だいぶ安心できた。
私たちは静かに立っていると、あの影がだんだん近づいてきて、
ますます近くなって、近くなって…

??:えっ、貴方たち、ここで何をしている?


どこかで聞いたことのある声。
私もようやく胸を撫で下ろした。
白い影もだんだんはっきりしてきた。

無剣:あっ、金鈴か!
流光:お前か?よかった…

流光は長いため息をついた。小指の震えも止まった。
金鈴は眉を顰めて私たち二人を見ている。

金鈴流光、貴方は古墓に入ったことがないから、迷子になっても仕方がない。
   僕についてきて。
流光:チッ、お前の案内はいらない!

金鈴流光の言葉を聞かずに、まっすぐに石室の奥に進んだ。
流光はちょっと躊躇した、まだ繋いでる手を少し動かした。

流光:何だ?まだ行かないのか?
   まだここで風景を見たいのか?
無剣:すぐ行く…

私たちは金鈴の後について、薄暗い石室の小道を進む。
繋いでいる小指は、ずっと離せなかった。

あれほどの嵐

無剣:うわ、すごい雨…

魍魎の群れに遭遇した。
混戦の中、私はみんなと逸れた。
一人になった私は大きい木の下に隠れる。
夜が深くなり、とりあえずここで待機しようと思った途端、大雨が降りだした。
大きい気には枝と葉がたくさん生えてあるが、雨がパラパラと私の身に降りかかってくる。

無剣:どうしよう…雨の止む様子がちっともない。
   ずぶ濡れになりながら帰るしかない…

濡れて帰るぞと心に決めたとき、
見覚えのある白い姿が私に向かって歩いてきた。

無剣:流光
流光:はあ、無剣、
   こんな所にいるなんて、本当に手がかかる!

流光はこう言って、肩にかかっていた上着を私に投げた。
私は受け取って肩に羽織った。
薄い体温を帯びた上着が私を安心させてくれたが、
雨が顔に落ちてもそんなに冷たいとは感じなくなった。

無剣:ありがとう、わざわざ私を迎えに来てくれて。
流光:何?誰がお前を迎えに来たって?
   市場をうろうろして、さあ帰ろうとした時に、ちょうどお前を見かけただけだ。
無剣:へぇーー
   激しい戦いの後にすぐ市場に行くの?
   しかも上着まで持って?
流光:フン、お前に関係ない!
   この上着はたまたま市場で見かけたから買った。
無剣:たまたま…上着を買ったんだ…

私は心の中でくすくす笑っている。

無剣:ハハ、流光は本当に素直じゃないね。
流光:黙れ!早く来い!
流光:一緒に帰りたくないなら、上着を返せ。
   お前は雨を浴びながら帰れば?病気になっても俺が迎えに来てくれなかったからって言うなよ!
無剣:ん?やっぱり、私を迎えに来てくれたんじゃない。
流光:うるさい!

流光の顔はかすかに赤くなって、目は私の目線を避けるように、よそに向けた。
私は慌てて彼の傍らに行こうとした時、
うっかり足元が滑ってしまったが、地面に倒れるその瞬間に、
流光の腕を掴んでぎりぎり立っていられた。

無剣:あ…雨が地面でぬかるんでるから…
流光:だから滑ったって?しょうがない、今回だけは支えてやる。今回だけだからな。
無剣:あ、ありがとう、流光
流光:チッ~

流光はそっぽを向いて私を見ないようにするが、口元にわずかに笑みを浮かべた。
私の手は彼の腕の下に触れていって、彼の小指を繋いだ。
彼は拒絶する様子がなかった。

これほどの思想

手の中の花は真っ白で上品で私は手からそれを離さない。

流光:えっ?無剣、これは…
無剣:これは蓮の花で地方の特産品なの、とっても綺麗でしょう?
   聖火がさっき贈ってきてくれたの。
流光:何?聖火のやつめ…
流光:フン、世の中を知らないやつだな。
   ただの花でこんなに喜ぶなんて。
無剣:これは普通の花じゃないよ、他のところにはないよ!
流光:チッ、花は花だ、珍しくない!

流光はそう言った後、ぷんぷん怒って走っていった。

無剣:ん?まさか…

数日後、流光は突然私を呼び止めた。

流光:無剣、待て!
無剣:流光?何か用?

流光は目を下に向けて、私の足元をじっと見つめて
右手を拳にして、躊躇しながら私の前に出した。

流光:これ…ちゃんと持て!
無剣:これは?
流光:うるさい!持てって言ってんだから持て!

彼は構わず私の手を引っ張って、手に握りしめられたものを私の手に渡した。
私は下を見ると、
小豆でできたブレスレットがあった、
そんなにきれいじゃないけれど、細かくてかわいい。

無剣:私にくれるの?ありがとう!
流光:先に言っておくが、お前のためにわざわざ買ったんじゃない。
   ただ市場の人間がどうしてもっていうから、
   俺も使えないし、お前にあげるしかなかったんだ。
無剣:うん、分かったよ。
   でもありがとう…気に入った!
流光:フン、気に入ってもらえたらいい。
流光:でも…お前…うん…
   小豆をあげるってどういう意味があるか知っているのか?
無剣:ん?どういう意味?
流光:ん?分からないの?
   はあ、お前みたいな勉強しない人は分からなくてもおかしくないか…
無剣:教えてくれれば分かるんじゃないの!
流光:フン、いいっか、お前に教えたくない!

流光が行くのを見て、私は慌てて彼を引き止めた。

無剣:はいはい、もうからかわないわ。
無剣:実は分かってるんだ…
   分かってるからもらった…
   こんな詩あるじゃない?小豆、南国を生む…
流光:フン…そこまでアホじゃなかったか…

流光の声が徐々に小さくなってきたけど、私は非常によく聞こえている。
小指だけじゃない、今私たちは完全に手が絡んでいる。
流光の顔がますます赤くなっている。
私の顔もそうなっていると思う。


同盟会話

○○の流光:俺は古墓派の弟子じゃない。武功や心法を教えてくれたのは、古墓派の裏塵ものである拂塵だからだ。
○○の流光:ふん、古墓派などに入るつもりはない。
○○の流光:ずっと一人でやってきたんだ。誰かの弟子になるのはまっぴらだよ。

○○の流光:刀で剣法を修行するもの容易いことだ。
○○の流光:ただ、この俺銀刀にできぬことは無いと証明したいだけだ。
○○の流光:俺を見下せば後悔すると思い知らせてやる。

○○の流光:くそ!なぜまだ違うんだ!
○○の流光:ひたすら修行するだけじゃ精進はできないか……
○○の流光:なんでここにいる!?ふん、新しい技を練習していただけだ


判詞

一句目 心配事は誰が知っているのか
二句目 朝散り落ちた花は果たして拾われるかな
三句目 好き嫌いは明確でも表に出さず
四句目 恩も仇も遅れずに返す
五句目 我流を成して偏りがすぎ
六句目 孤高のふりして性格が変貌
七句目 慕う心なかなか聞かれず
八句目 小豆に思いを託すしかない


コメント(1)

コメント

  • 流光の同盟会話3種 No.104206531 2019/09/12 (木) 14:01 通報
    ・俺は古墓派の弟子じゃない。武功や心法を教えてくれたのは、古墓派の裏塵ものである拂塵だからだ。
    ふん、古墓派などに入るつもりはない。
    ずっと一人でやってきたんだ。誰かの弟子になるのはまっぴらだよ。
    ・刀で剣法を修行するもの容易いことだ。
    ただ、この俺銀刀にできぬことは無いと証明したいだけだ。
    俺を見下せば後悔すると思い知らせてやる。
    ・くそ!なぜまだ違うんだ!
    ひたすら修行するだけじゃ精進はできないか……
    なんでここにいる!?ふん、新しい技を練習していただけだ。
    0

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  1. 氷火島
  2. 崑崙山
  3. 桃花島
  4. 古墓
  5. 絶情谷
  6. 剣塚 (3コメ)
  7. 重陽宮
  8. 無名山中
  9. 無名山頂 (2コメ)
  10. 雲頂剣台 ※未実装
  11. 朱雀の陣 ※未実装

悪夢

通常物語より難しいクエスト
  1. 氷火島
  2. 崑崙山
  3. 桃花島
  4. 古墓
  5. 絶情谷
  6. 剣塚
  7. 重陽宮
  8. 無名山中 (1コメ)
  9. 無名山頂 (6コメ)
  10. 雲頂剣台? ※未実装
  11. 朱雀の陣? ※未実装

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